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野村:伊モンテ・パスキ銀と和解、592億円支払いへ-決算に影響

更新日時
  • 和解の決算への影響額は約345億円、第2四半期に計上予定
  • 「和解選択が最善と判断」「法的責任を認めるものではない」-野村

野村ホールディングスはイタリアと英国における伊モンテ・パスキ銀行との訴訟で、4億4000万ユーロ(592億円)を支払うことで、英国時間23日に和解に達したと発表した。

野村HDの24日付資料によると、今期(2016年3月期)連結決算への影響額は約345億円で、第2四半期(7-9月)に計上する予定。

モンテ・パスキは13年3月、同行の元経営者が09年に野村の英国子会社ノムラ・インターナショナルと締結したデリバティブ取引から損害が生じたとして、11億4200万ユーロの賠償請求を行っていた。一方、ノムラ・インターナショナルはモンテ・パスキとのデリバティブ契約の有効性の確認を求める訴えを起こしていた。

野村HDは「本訴訟の原因となった取引は適法・適正に行われたものと考えており、今般の和解は当社の法的責任を認めるものではない」と述べ、欧州の関係当局や専門家の意見や助言を受け、「現段階において和解を選択することが最善であると判断した」と述べた。

「最後のレガシー」

モンテ・パスキは23日付のリリースで、野村と和解で合意に達し、09年に締結した取引を早期に終了すると発表した。

ファブリツィオ・ビオラ最高経営責任者(CEO)は発表文で、「私たちが前経営陣からの最後のレガシー(遺産)を今終わらせたことに満足している」とし、モンテ・パスキの収益性と財務状態を向上させる「重要な結果だ」と述べた。

野村は訴訟の原因となった取引を契約に基づいて清算するにあたり、モンテ・パスキから野村に支払われるべき額を4億4000万ユーロ減額する。

野村HDの株価は24日、過去一カ月間で最大の3.2%下落し、709.7円で取引を終えた。

(第8段落に株価動向を追加します.)
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