シェール層掘削会社の油井当たり原油生産が増加-リグ稼働数減少でも

  • シェールオイル各社の油井掘削、従来より短期間により多く
  • リグ稼働数が59%落ち込む中、油井の新規生産量は39%減にとどまる

米国のシェールオイル生産会社は、これまでより少ないリグ(掘削装置)で生産を増やす方法を習得したようだ。

昨年の原油価格下落を背景にシェールオイル生産会社は予算を削減し、米国の油田のリグ稼働数をピーク時と比較して59%減らすことを余儀なくされた。しかし、原油生産は約5%しか減少していない。

その理由の一つとして、各社が困難な状況の中で必死に技術革新を進めたことがある。米エネルギー情報局(EIA)が14日発表したリポートによると、各社は従来より短期間により多くの油井を掘削していることから、リグの生産性は8月に全てのシェールオイル産地で向上した。

ドリリング・インフォ(テキサス州)によれば、9月に掘削されている油井の新規生産量は日量約38万9000バレルと、昨年11月と比較して39%の減少にとどまり、全体的なリグ稼働数の落ち込みを大幅に下回る見通しだ。

ドリリング・インフォのアレン・ギルマー最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで「リグ1基当たりで生産可能な量は変化しつつあり、変化は比較的速く起こっている」と指摘。「リグ稼働数の減少に伴って油井のグレードが上がり、より深く掘削しているため、生産性は向上した」と語る。

生産性の向上により、原油価格の下落につながった供給過剰が長引く可能性がある。

原題:Shale Drillers Pump More Oil From Each Well as Rigs Mean Less(抜粋)

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