きょうの国内市況(8月31日):株式、債券、為替市場

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●株4日ぶり反落、米利上げ動向と中国不透明-輸出、素材中心売り

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東京株式相場は4営業日ぶりに反落。米国の利上げ動向、中国発の 世界的な金融市場混乱に対する不透明感が拭えず、日本の鉱工業生産の 低調も嫌気された。機械や輸送用機器など輸出関連、鉄鋼や非鉄金属な ど素材関連、銀行株中心に安い。

TOPIXの終値は前週末比12.75ポイント(0.8%)安 の1537.05、日経平均株価は245円84銭(1.3%)安の1万8890円48銭。

ピクテ投信の松元浩常務執行役員は、「中国経済がどこまで下がる か分からない。これから入るであろう企業業績の下方修正が読めない状 況では、バリエーションを見ても高いか安いのか分からず、手探りの状 態」と言う。現時点ではテクニカル、チャートをみて売買するしかな く、「半値戻しの手前までいき、一度手じまおうとする動きも出やす い」と話していた。

東証1部33業種は鉄鋼、機械、非鉄、銀行、輸送用機器、海運、化 学、電機など25業種が下落。鉄鋼は、野村証券が日本の鉄鋼輸出価格の 動向に先行する中国の鋼材スプレッドは8月に入ってからも小幅な悪化 が続き、業績面でのリスク要因と指摘した。その他製品、パルプ・紙、 食料品、金属製品など8業種は上昇。東証1部の売買高は24億7360万 株、売買代金は2兆7460億円。上昇銘柄数は918、下落は897。

売買代金上位ではトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グル ープ、ファーストリテイリング、ファナック、キーエンス、オリエンタ ルランド、コマツ、新日鉄住金が安く、MSCI指数からきょうの引け 時点で除外されるジャパンディスプレイ、アドバンテストの下げもきつ い。これに対し、任天堂やエーザイ、銭高組は上げ、ゴールドマン・サ ックス証券が投資判断を上げた富士通も高い。

●債券上昇、株安や景気先行き懸念で買い優勢-先物は3日ぶり高値

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債券相場は上昇。7月の鉱工業生産が市場の予想に反してマイナス となったことなどから、景気の先行きに対する懸念や日本株の下落が買 いを後押しする格好となった。

31日の長期国債先物市場で、中心限月の9月物は前週末比1銭高 の147円90銭で取引を開始。その後、じりじりと水準を切り上げ、午後 に日本株が下落幅を拡大すると、一時3営業日ぶりの高値となる148 円00銭を付けた。結局、7銭高の147円96銭で取引を終えた。

BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、「株式 市場の下落、国内総生産(GDP)の2四半期連続マイナス成長リスク や追加緩和への思惑などから、債券市場はしっかり」と説明。日経平均 株価がもう一度、先週の安値を試す展開となれば、10年債利回り の0.35%割れも想定されると話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債は前 週末午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)低い0.375%で 取引を開始し、その後も同水準で推移している。

日本銀行が実施した今月10回目となる長期国債の買い入れオペ(総 額1兆1800億円)の結果は、残存期間「1年超3年以下」の応札倍率 が4.02倍と、前回の5.20倍を下回った。一方、「3年超5年以下」 は3.66倍(前回3.48倍)、「10年超25年以下」は3.43倍(同3.04倍)、 「25年超」は4.27倍(同3.78倍)だった。

●ドル・円が一時121円割れ、日中株安重し-米指標で利上げ時期見極め

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東京外国為替市場ではドル・円相場が反落し、一時1ドル=121円 台を割り込んだ。米国の利上げ見通しが不透明な中、日本株や中国株の 下落を背景にリスク選好の後退に伴いドル売り・円買いが優勢となっ た。

31日午後3時45分現在のドル・円相場は121円11銭前後で、一時 は120円88銭まで値を切り下げる場面が見られた。先週末の海外市場で はフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の発言が9月利 上げを排除しなかったと受け止められ、米中期金利の上昇を背景に24日 以来の水準となる121円75銭までドル高・円安が進行。週明け早朝の取 引でも一時同ドル高値に並んだが、その後はドル売り・円買いに押され る展開となった。

外為どっとコム総研の川畑琢也研究員は、米利上げは結局、米指標 次第であり、今週は雇用統計など米主要経済指標を見ながら9月利上げ の可能性を読み取っていくことになると説明。その上で、米利上げは単 純にドル・円にとってプラスとなる可能性があるが、株価動向次第では 「リスク回避ということもあり得る」とし、株式など資産市場の反応に も注視する必要があると語った。

ブルームバーグのデータによると、円は主要16通貨に対して全面高 で、ユーロもほぼ全面高となっている。一方、ドルはユーロや円に対し て下落しているが、アジア通貨やオセアニア通貨に対しては買い優勢と なっている。

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