バンク・オブ・イノベーション:来年末の上場目標、調達100億円視野

  • スマホ向け新規ゲームや定期購入型の電子商取引参入へ技術開発
  • 今9月期の売上高20億円、来期は倍増見込む-小梨副社長

スマートフォン向けのゲームやアプリを開発・運営するバンク・オブ・イノベーション(BOI、東京・新宿)は、早ければ2016年12月にも東証で新規株式公開を目指す考えだ。

取締役副社長の小梨明人氏 (32) がインタビューで明らかにした。それによると、上場時の時価総額は約500億円、調達額は100億円程度が目標。16年末までにスマートフォン向けゲームの3本の新規開発や、電子商取引を通じて定期的に商品を届けるサブスクリプション・コマース事業への進出に向けた技術開発に取り組む。

  BOIは2006年1月設立、サイバーエージェントも出資している。ソーシャルゲームアプリの「征戦!エクスカリバー」を12年にリリースすると、14年にはその英語版の配信を世界57カ国で開始した。同社は一時、株式上場を今年の秋口に予定していたが、ゲーム事業拡大と新規事業開発を優先することを決めた。

  小梨氏によると、年内に7億円程度の資金を投資家やベンチャーキャピタル企業などから調達し、ゲームと新規事業の開発費用に充てる方針。定期購入型の電子取引事業では、第一弾としてユーザーが遺伝子検査を受け、その結果を参考にそれぞれのユーザーに適したスキンケア商品や健康食品などを定期的に販売するサービスをつくっていきたいという。

  「現在はゲーム事業がBOIのビジネスを牽引しているが、今後5年で新規事業を拡大させて、その収益をゲーム事業を超える比率までもっていきたい」と小梨氏。同社9月期の年間売上は約20億円を計上できる見通しで、来期は倍以上の約45億円を見込んでいると小梨氏は述べた。インタビューは8月18日に行った。