MRJ初飛行は10月後半、名古屋空港1時間-国産初のジェット旅客機

三菱重工業傘下の三菱航空機は、開発中の三 菱リージョナルジェット(MRJ)について、10月後半に初飛行を行う と発表した。従来は9-10月としていた。

発表によると、三菱航空の本社がある名古屋空港(愛知県豊山町) で約1時間、初号機による初飛行を行う予定。実施日は前日に公表す る。

MRJは国産初となるジェット旅客機。これまでに国内、アジア、 北米の航空会社から計407機の受注がある。4-6月に行う予定だった 初試験飛行は、一部の設計変更などを理由に延期されている。当初 は2013年に就航を目指すとしていた。ただ、17年4-6月に最初の顧客 であるANAホールディングスに引き渡すスケジュールは守る方針。

6月には地上での走行試験を始めた。現在開発しているのは約90席 クラスで、その後は70席クラスの開発・製造も行う。

三菱重の中期経営計画の資料によると、70席から90席のジェット旅 客機の市場規模は今後20年間で3500機と見込む。そのうち90席のクラス では、MRJはブラジル航空機メーカーのエンブラエルの次世代機との 競合になるとみている一方、70席クラスでは次世代機での競合はなく、 ほぼ1社で独占状態が可能だと予想している。