OPEC:他の原油生産国と交渉の用意-「適正価格」達成に向け

  • 市場を安定化させる手っ取り早い解決策はないとOPECは認識
  • 非加盟国が供給削減という重荷を分かち合う必要があると月報で主張

石油輸出国機構 (OPEC)は月報で、「適正かつ妥当な価格」の達成に向け他の原油輸出国と協議する用意があるとの立場をあらためて示した。これを受け、原油相場は1カ月ぶり高値を付けた。

  OPECは8月31日にウェブサイトに掲載した月報の冒頭部分で、「手っ取り早く解決できる方法はないが、石油業界の課題に共に取り組もうという意思があれば、将来の見通しはこの約9カ月に業界全体が経験してきた状態よりも大幅に改善するはずだ」と表明。「これまで幾度も強調してきたように、他の全ての生産国と交渉する用意がある」と述べた。

  OPECはまた、供給削減による原油価格下支えという重荷を単独で背負うことに同意せず、非加盟国がその重荷を分かち合う必要があると主張。「公平な競争条件にしなければならない」とした上で、「OPECは自らの権益を守る。加盟国は原油という貴重な資源一つに大きく依存する途上国であり、他に選択肢がない」と説明した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前週末比3.98ドル(8.80%)高い1バレル=49.20ドルで終了。終値としては7月21日以来の高値。

  OPECはまた、「原油需要の広範な予想が正しければ、嵐を乗り切り海が再び穏やかになるのを待てばよいだろう」とし、2016年の需要の伸びは「原油価格にとって良い前兆だ」と指摘した。

  国際エネルギー機関(IEA)は8月12日、OPEC非加盟国の供給が来年、日量20万バレル減り、2008年以来で初の減少になるとの見通しを示した。一方、需要は日量140万バレル増加すると予想される。このため、競合する産油国が原油価格下落で打撃を受ける中、OPECと事実上OPECを率いるサウジアラビアにとって市場シェアを拡大する好機となる可能性がある。

原題:OPEC Ready to Talk to Other Producers to Get ‘Fair’ Price (1)(抜粋)
|Oil Caps Biggest Three-Day Gain Since 1990 as OPEC Ready to Talk(抜粋)

Trashline: (Adds OPEC policy in third paragraph, previous initiatives with non-OPECs in last.)
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