為替操作、捜査対象を露とブラジルの通貨にも拡大-関係者

米検察当局は、世界の大手金融機関による外 国為替市場での指標レート不正操作問題をめぐり、捜査対象をロシア・ ルーブルとブラジル・レアルにも拡大した。事情に詳しい関係者2人が 明らかにした。

捜査内容は機密だとして匿名を条件に語った関係者らによると、司 法省は5月に金融機関と結んだ有罪答弁での合意を利用し、不正操作が 疑われる行為について情報収集やトレーダーへの聞き取りを行ってい る。関係者のうち1人によれば、米検察当局はアルゼンチン・ペソでの 取引にも関心を示している。

今回の捜査拡大では、これまで和解していない金融機関のトレーデ ィング慣行について調べを進めている。関係者らは、検察がドイツ銀行 を含む数社を捜査していると語った。

このほか検察は、これまで和解に達した金融機関も含め、大手機関 の個人の罪を問うべく捜査を強化している。米司法省に対しては、ウォ ール街の不正行為を金融機関による数十億ドルの支払いで解決し、トレ ーダーを逮捕していないとして、民間団体や議会から批判の声が挙がっ ている。関係者らによれば、モスクワなど数カ所で複数の金融機関のト レーダーが、自社の利益押し上げを狙い共謀して新興国通貨の指標レー トを操作した疑いで捜査対象になっているという。

原題:Currency Probe by U.S. Said to Expand to Russia, Brazil Trades(抜粋)

--取材協力:David McLaughlin.