「集団自殺」の回避目指すチプラス氏、絶対多数の確保困難-世論調査

  • 急進左派連合は9月の総選挙で過半数を得られないと世論調査が示唆
  • ユーロ離脱はギリシャの「集団自殺」意味するとチプラス前首相

チプラス前首相の辞職に伴う9月20日のギリシャ総選挙に向けた選挙戦が正式にスタートした。チプラス氏率いる与党急進左派連合 (SYRIZA)は世論調査で野党をリードしているものの、難しい連立協議を回避するための十分な議席を確保できない恐れがある。

  アゴラ紙のためにMRBが実施した世論調査の結果によれば、現時点で選挙を行った場合の得票率は、SYRIZAが24.6%とメイマラキス党首率いる最大野党・新民主主義党(ND)に
1.8ポイントの差をつけている。アルファTVの世論調査では、SYRIZAのリードは2.1ポイント、スカイTVがマケドニア大学に委託した調査では3ポイントとなった。

  これらの世論調査結果は、チプラス氏(41)率いる与党が、絶対多数を占めるために必要な票を十分確保できない見通しを示している。ギリシャはチプラス前首相の8カ月の在任期間中にユーロ離脱の瀬戸際まで追い込まれた。総選挙後に厄介な連立交渉が予想されることで、危機回避を目指す第3次支援策の諸条件の実行がさらに難しくなりそうだ。

  チプラス前首相は29日にアテネで行ったスピーチで、SYRIZA内部の反対を押し切って債権者との妥協を選択したことについて、ユーロ圏から離脱を迫られる「国難」を避けるには必要だったと説明。ユーロ離脱はギリシャ国民にとって「集団自殺」に等しいと訴えた。

原題:Greek Election Campaign Starts With Tsipras in Narrow Lead (1)(抜粋)

Trashline: (Updates with new finance minister announcement from fifth paragraph.)
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