中国の株価下支え策は失敗必至か-オプション市場で弱気派台頭

  • 上海上場「チャイナ50ETF」のプットオプションが最も割高に
  • 高過ぎるバリュエーションを理由に株価上昇は続かないとの見方

オプショントレーダーは現在、中国株に関してかつてないほど悲観的だ。中国政府の再度の株価対策は効果が見込めないとみているためだ。

  上海市場の上場投資信託(ETF)、「チャイナ50ETF」のプット(売る権利)オプションは、コール(買う権利)との比較で6カ月前の取引開始以降最も割高となった。政府による株式購入で中国株の指標が27、28日の2日間で10%上昇したものの、プットの割高度を示すスキュー(ゆがみ)と呼ばれる数値は米国上場の同様のETFでも過去最高となった。

  習近平国家主席が9月3日の抗日戦勝記念軍事パレードに臨むのを前に、中国当局は相場の下支えを図っている。しかし、株の弱気派はバリュエーション(株価評価)が高過ぎることを理由に、株価上昇は続かないとみている。バンク・オブ・アメリカ(BOA)によれば、中国の投資家は株式投資のため約5兆元(約95兆円)を借り入れており、投資家の大半は投資資金を引き揚げる機会をうかがっている。

  RSインベストメント・マネジメントの運用担当者、トニー・チュー氏(香港在勤)は「中国のA株について不安に感じる投資家が増えている」と指摘。「最終的には政府は介入縮小を迫られ、デレバレッジのさらなる進行を許さざるを得ないだろう」と分析した。

原題:If the Options Market Is Right, China’s Stock Rescue Is Doomed(抜粋)

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