今年も荒れた8月、ウォール街の休暇は台無し-そして9月が近づく

  • S&P500種株価指数は今月、2012年以来の大幅安となる公算
  • 9月は過去の相場からすると株価パフォーマンスが最も悪い

8月の米株式相場は急落し、シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は大幅上昇した。

  ブルームバーグのデータによれば、米株式市場では7月末と8月24日の週の最安値水準との間に時価総額2兆ドル(約243兆円)余りが失われた。S&P500種株価指数は2011年以来の調整局面入り。VIXは28日に26.05と、7月までの3年間の平均の約2倍に達した。

  ビレーア(ニューオーリンズ)のポートフォリオマネジャー、サンディー・ビレーア氏は「恐ろしい月となる可能性がある」と話す。

  過去の株価動向に基づくと、8月は月間パフォーマンスで年間の中位に属するが、09年以降は最もリターンの悪い月の一つとなっている。ブルームバーグのデータによると、11年の8月12日終了週にS&P500種は4日間上げ下げを繰り返し、1日当たりの変動が少なくとも4%となった。これは88年ぶりの現象だった。13年にS&P500種は年間で30%高と大幅上昇したが、8月は3.1%下落。この年に月間で下げた月は2つしかなかった。

  S&P500種は今年8月、これまでのところ月間で5.5%下落しており、このままいけば12年5月以降最も大幅な下げで取引を終える。

  そして歴史的に最もパフォーマンスの悪い9月が近づいている。ウィルミントン・トラストの投資戦略責任者キャム・オルブライト氏は、米利上げのタイミングや中国の景気減速の深さといった問題を指摘し、相場変動の大きい状態は長引くと予想している。

原題:Rout Ruins Another August as Years of Peace End for U.S. Stocks(抜粋)