投資家がS&P500種ETFに6000億円投入-26日の米国株上昇で

  • 調整局面入りしたS&P500種が反発したことで、資金流入に転じた
  • ヘッジファンドは米国株に対してショートから中立に変化

株式相場の底入れ、または反発を感じ取ったのか、投資家は26日、米最大の上場投資信託(ETF)「SPDR・S&P500ETFトラスト」に50億ドル(約6000億円)余りを投入した。前週の株価急落で引き揚げた資金全額に相当する。

  ブルームバーグ集計のデータによると、S&P500種株価指数が2011年以来の大幅な上昇を記録したことを受け、同指数に連動する「SPDR・S&P500ETFトラスト」(資産1640億ドル)は3日ぶりに資金流入となった。流入額は同ETFにとって昨年12月以来最大。

  ETF投資家は今月21日から25日まで段階的に100億ドルを引き揚げた。この期間中、S&P500種は8.3%下落。米調査会社エバーコアISIのデータでは、ヘッジファンドが株価下落中に強気ポジションを拡大したことが示されている。

  チェース・インベストメント・カウンセル(バージニア州シャーロッツビル)のピーター・タズ社長は資金流入に転じたことについて、「上昇の機会を逃すのを恐れたためだ。暫定的な姿勢であり、断固とした確信を示しているとは言えない」と指摘した。

  ヘッジファンド運用者はここ数カ月はギリシャ債務問題や中国の混乱を背景に弱気な取引を拡大していたが、やや楽観的に転じた。ヘッジファンドのショート・ロングの持ち高を測るエバーコアISIの指数は26日終了週に50.1と、前週の49.9から上昇。31のヘッジファンドを対象とした調査に基づく同指数では、ゼロは空売りが最大、100はロングが最大であることを示している。

原題:Investors Threw $5 Billion at S&P 500 ETF in Wednesday’s Rally(抜粋)