原油生産が減少するにはWTIが30ドル割り込む必要ある-シティ

  • WTI原油価格、年内に20ドル台突入の可能性あるとモース氏
  • サウジアラビアは価格下落により「現実的な危機」に直面している

米国の指標原油価格は6年ぶりの安値まで下落したが、生産会社が減産を開始するにはさらに下落する必要があるとの見方を、米シティグループの商品調査担当世界責任者、エドワード・モース氏が示した。

モース氏は27日、ニューヨークで開かれた石油関連会議で、生産が減少し始めるには原油価格が1バレル=30ドルを割り込む必要があると指摘した。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格は今年に入って25%下げ、24日に37.75ドルを付けた。

米国の原油在庫は引き続き過去5年平均を約9000万バレル上回っており、生産は前年同期より8%余り多くなっている。石油輸出国機構(OPEC)は価格下支えより市場シェア維持に重点を置いている。国際エネルギー機関(IEA)は世界の供給過剰を日量140万バレルと推計している。

モース氏は「WTI価格が、回復するより先に、年内に30ドルを割り込んでも驚かないだろう。OPEC非加盟国の生産に減少はみられていない」と述べた。

同氏は、世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアが価格下落により「現実的な危機」に直面していると述べた。

原題:Citigroup’s Morse Says WTI Oil Under $30 Needed to Curb Output(抜粋)