米国株(28日):ほぼ変わらず、過去数日の激しい値動き後に一服

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  • S&P500種は月間ベースで過去3年で最悪のパフォーマンス
  • エネルギー企業の株価が上昇、ニューヨーク原油先物上昇で

28日の米国株はほぼ変わらず。S&P500種株価指数は月間ベースで2012年5月以来最悪のパフォーマンスとなる見通しだ。今週前半の激しい値動きの後で株価はここにきて一段落した。

  エネルギー企業の株価は上昇。この日のニューヨーク原油市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。2日間での上げは2009年以来で最大となった。シェブロンやトランスオーシャンはいずれも上昇した。インテルやフェイスブックも上昇。テクノロジー株が上昇した。

  一方、ウォルマート・ストアーズは下落。ファイザーとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はいずれも値下がり。フリーポート・マクモランは上昇。資産家カール・アイカーン氏が同社の株式を保有したことが好感された。

  S&P500種は0.1%上昇して1988.87 。 ダウ工業株30種平均は11.76ドル(0.1%未満)下げて16643.01ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇した。

  ウィルミントン・トラストの投資アドバイザリー部門の資産配分ディレクター、キャム・オルブライト氏は「市場は単に疲れているのかもしれない」と述べ、「これまでのような衝撃的な値動きのない一日だ。これまで上下に大きく値幅が振れていたが、トレーダーはここで一服する機会を得た」と続けた。

  シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は0.2%下げて26.05だった。VIXは4日間で36%下げた。その前6日間でVIXは2011年10月以来の高水準に上昇した。

  ナショナル・アライアンス・キャピタル・マーケッツの国際債券責任者を務めるアンドルー・ブレナー氏は、「株価の荒い値動きは完全に終わったわけではない」と述べた。

  7月の個人消費は前月比で増加。個人所得も伸びた。一方で8月の米消費者マインド指数は低下し、3カ月ぶり低水準となった。

  セントルイス連銀のブラード総裁はカンザスシティー連銀主催の 年次シンポジウムが開催されているワイオミング州ジャクソンホールで ブルームバーグのテレビインタビューに応じ、「連邦公開市場委員会(FOMC)にとって非常に重要なのは、ここ10日に見られたボラティリティを理由にどの程度見通しを変えるべきかということだが、私は大きく変える必要はないと思う」と述べた。クリーブランド連銀のメスター総裁は米経済は利上げに耐えること可能だとの見解を示した。

  S&P500種産業別10指数のうち5指数が上昇した。特にエネルギー株が大きく上げた。素材株は3日続伸。アルコアは6.2%上昇。ニューモント・マイニングは2.8%値上がりした。

原題:U.S. Stocks Fluctuate in Narrow Range After Week of Volatility(抜粋)

(第2、3段落を書き換え、第4段落以降を追加し、更新します.)
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