欧州株(28日):上昇、乱高下の末-週間ベースでは3週ぶりプラス

28日の欧州株式相場は上昇。過去数日は激しい値動きとなったが、指標のストックス欧州600指数は中国が人民元を切り下げた週以来で初めて週間ベースでプラスとなった。

この日のストックス600指数は前日比0.3%高の363.28で取引を終了。寄り付き直後に0.3%上げたが買いが続かず、1%安まで下落した後に値を戻した。

同指数は過去7営業日にわたり、1日の値幅が1.7%以上だった。元切り下げをきっかけに市場が混乱したことが背景にある。こうした乱高下を経て、前週末比では0.6%高となった。

LLBアセット・マネジメント(リヒテンシュタイン)で約100億ドル相当の資産運用に携わるクリスチャン・ゾッグ氏は、「市場は方向性を探している。いつものことだ。大きく下げた後、状況を確認しようとしている」と語った。

同氏はまた、米利上げ時期を予測する手掛かりを得ようと、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されたカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムも注目されていると述べた。

この日の西欧市場では、スイスのSMI指数が0.3%下落。中国経済をめぐる懸念から特に輸出銘柄が影響を受けており、月間ベースでは2009年以来の大幅安となっている。

欧州の個別銘柄では、紙パルプ製品メーカーのスベンスカ・セルローサが4.4%上昇。

一方、人材派遣を手掛けるスイスのアデコと、オランダのランスタッド・ホールディングが大幅安となった。決済処理サービスを手掛けるフランスのインジェニコ・グループは7.9%下げた。事情に詳しい関係者によれば、同社は英ワールドペイに買収案を提示した。

原題:European Stocks End Roller Coaster Week With First Gain in Three(抜粋)