きょうの国内市況(8月28日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日経平均は1万9000円回復、米GDPや円安好感-資源中心広く上げ

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は大幅高で3日続伸。4-6月(第2四半期)の米実 質国内総生産 (GDP)改定値や為替の円安が好感された。原油価格 の約6年ぶりの上昇などから商社や鉱業、非鉄金属など資源関連株が急 伸したほか、業績への期待から自動車や機械など輸出関連も高く、東証 1部33業種は空運を除く32業種が高い。

TOPIXの終値は前日比49.39ポイント(3.3%)高の1549.80と ことし最大の上昇率を記録した。日経平均株価は561円88銭(3%)高 の1万9136円32銭。日経平均の上げ幅は一時618円まで拡大、終値で21 日以来となる1万9000円を回復した。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「市場の景 況感に対する不安感をぬぐうには良い指標が必要だった」と指摘。「米 国のGDPが良く、中国株も比較的落ち着いた形で推移している。商品 市況が少し戻ってきており、リスク回避の動きが和らぎ、鉱業など商品 市況連動型で出遅れていた銘柄が戻ってきている」と話した。

東証1部33業種は、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、卸売、石油・石炭製 品、輸送用機器、銀行など32業種が高い。空運のみ安い。売買代金上位 では三井物産、三菱商事など商社株が急騰。トヨタ自動車やみずほフィ ナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、村田製作所、 ファナックなども上昇。ユニ・チャームは下落。

東証1部の売買高は29億5977万株、売買代金は3兆942億円。上昇 銘柄数は1822、下落は61。

●債券上昇、日銀オペで需給引き締まり観測-超長期債への買いも支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券相場は上昇。日本銀行の長期国債買い入れオペで需給が引き締 まるとの観測を背景に買いが優勢となった。午後に入って、超長期ゾー ンなどに買いが入ったことも相場全体の支えとなった。

長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比6銭高の147円90銭で 開始し、147円91銭を付けた後、上値が重くなり、午後に入ると横ばい まで伸び悩む場面があった。取引終了にかけて再び147円91銭を付け、 結局は5銭高の147円89銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばい の0.385%で開始し、その後も同水準で推移。新発20年物の153回債利回 りは午後に入って1.5bp低い1.14%に下げている。新発30年物の47回債 利回りも午後に0.5bp低い1.395%を付けている。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの平松伸仁シニアイン ベストメントマネジャーは、「今週は他の市場が荒れて、株価などが大 きく動いたのに比べて、円債は大きく動かない印象。日銀が大量に国債 を買い入れていることが理由だろう」と話した。「来週は他市場が落ち 着きを取り戻すかどうかが焦点。10年債利回りは0.4%を挟んでの動き を見込んでいる」と言う。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペ2本の結果によると、 残存期間5年超10年以下の応札倍率は3.19倍と、前回21日実施分の2.56 倍から上昇した。変動利付国債は2.70倍と、前回6月実施分の2.88倍か ら低下した。

●ドル・円は121円前半、リスクセンチメント改善で底堅い-株価続伸

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=121円台前半で堅調 に推移した。世界的な株価上昇を背景にリスクセンチメントの改善が相 場を支えた。

午後4時26分現在のドル・円相場は121円ちょうど前後。上海株な どアジア株が続伸する中、121円台前半を中心に底堅く推移した。一 方、上値は121円31銭までとなり、前日の海外市場で付けた24日の急落 後の戻り高値(121円40銭)には届かなかった。

楽天証券の相馬勉債券事業部長は、市場は何となく落ち着いた感じ だが、「これだけでは終わりそうにない気がしないでもない」と指摘。 米国の利上げ見通しにも不透明感が広がっており、ドル・円は「まだト レンドに戻るところまではいっていない」と語った。

ユーロ・円相場は1ユーロ=136円台前半を中心にしたユーロ買 い・円売り優勢の展開。ユーロ・ドル相場は前日の海外市場で20日以来 の水準となる1ユーロ=1.1203ドルまでユーロ売り・ドル買いが進んだ が、この日は1.12ドル台前半から後半へ強含んだ。