セントルイス連銀総裁、ボラティリティは金利見通し変更せず

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米セントルイス連銀のブラード総裁は28日、 世界の金融市場でボラティリティ(変動性)が上昇しているものの、米 経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は良好であり、連邦公開市 場委員会(FOMC)の経済見通しは変わらないだろうと述べた。

同総裁はカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開催され ている米ワイオミング州ジャクソンホールでブルームバーグのテレビイ ンタビューに応じ、「FOMCにとって非常に重要なのは、ここ10日に 見られたボラティリティを理由にどの程度見通しを変えるべきかという ことだが、私は大きく変える必要はないと思う」と述べた。

「実際、FOMCが想定する軌道は以前に想定していたものと変わ らないだろう。従って、ある時点で利上げを開始するという基本的な戦 略を変える理由はない」とも述べた。ブラード総裁は2016年のFOMC で議決権を有する。

同総裁はインタビューが終わった後に記者団に対し、市場の混乱が 続けば初回利上げのタイミングに影響しかねないとも述べた。 「FOMCはボラティリティが高い時に動くことを好まない。会合が今 週だったとすれば恐らく、待とうということになるだろう」と述べ、 「しかし会合は今週ではない。9月16、17日だ」と続けた。9月に利上 げをしなかった場合は10月27、28日のFOMC後に記者会見を設定する のがよいだろうとし、そうすれば10月に利上げした場合に説明がしやす くなると指摘した。

「インフレについて問題はないと考えている」と述べ、「始めるべ きだと私は論じてきた。金利は正常な水準より少し低いというのではな くゼロまで下がっているので、今後2、3年にどうなるかということを 考えなければならない」と話した。

一方、米ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁はこの日、当局はイ ンフレ率を2%まで回復させる決意を強調するために年内は利上げを見 送るべきだとの考えを示した。早い利上げは、「当局は2%のインフレ が達成できると考えていない」と投資家が結論付けることにつながるだ ろうと、CNBCとのインタビューで述べた。同総裁は今年のFOMC で議決権を持たない。年末でミネアポリス連銀総裁を退任することを発 表している。

原題:Fed’s Bullard Says Volatility Won’t Change Economic Outlook (1)(抜粋)

--取材協力:Michael McKee、Brendan Greeley.

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