マレーシアの為替政策、マハティール政権時代の知恵借用も

マレーシアのナジブ首相は為替政策でマハテ ィール政権時代に逆戻りするかもしれない。市場の信認低下に歯止めを かけるため、同首相は1998年に当時のマハティール首相が採用した通貨 リンギットの対ドル相場固定をめぐるノウハウも活用しようとしてい る。

世界の金融市場が今週動揺し、リンギットは急落。97-98年のアジ ア通貨危機が連想される中で、ナジブ首相は経済政策のタスクフォース 設立を発表した。98年にマハティール首相が設けた「国家経済行動評議 会」をほうふつとさせる委員会だ。

同委員会には経済界の首脳のほか、マハティール首相が導入した資 本規制と通貨のペッグ制の立案に寄与したノル・モハメド・ヤコップ元 第2財務相も加わる。今は資本規制とペッグ制は廃止されている。

マレーシア経済はナジブ首相を巻き込んだ政界スキャンダルと商品 価格下落ですでに打撃を受けており、同首相に対し信頼感低下に歯止め をかけるよう圧力が高まっている。

スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)のマネジングディレ クター、ニコラス・スピロ氏は、「マレーシアには型破りな金融措置を 講じてきた過去があり、センチメントを一段と重くしている問題に対処 する方法を考案しようと政府は躍起になっている」と述べた。

原題:Malaysia Turns to 1998 Currency Peg Architect as Markets Bleed(抜粋)

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