世界エネルギー業界M&A、90年代「スーパーメジャー」の時代上回る

  • シュルンベルジェのキャメロン買収合意など、数十年ぶりの活況に
  • 今年4-6月のエネルギー業界M&A総額はほぼ2600億ドル

今年の原油価格急落をきっかけにエネルギー業界で大型M&A(合併・買収)の新時代が始まるかどうかという問いがあったかもしれないが、もはや疑問の余地はない。

今月26日には、油田サービス大手シュルンベルジェがキャメロン・インターナショナルを約150億ドル(約1兆8000億円)で買収することで合意したと発表された。世界のエネルギー業界のM&Aはここ1年間、数十年ぶりの活況を呈している。

原油価格が昨年6月の高値から60%余り下げ1バレル=38.93ドルと、6年ぶりの安値近辺となったことで、企業によるM&Aが加速している。ブルームバーグが集計したデータによれば、過去5四半期のうち3四半期でM&A総額は1600億ドルを超え、業界再編により多くの世界的なエネルギー会社が誕生した1990年代後半をも上回っている。

エクソンモービルや英BP、米シェブロン、フランスのトタルはいずれも1990年代後半に規模のより小さい競合企業を吸収することによって事業を拡大し、「スーパーメジャー」と呼ばれる石油会社となった。米国の原油価格の1998-2000年の平均は約21ドルで、1998年12月に付けた10ドル近辺が底値だった。現在の価値に換算すると、1998年10-12月(第4四半期)のM&A総額はエクソンとモービルの合併を含め約1570億ドル。今年4-6月(第2四半期)に発表された世界のエネルギー業界のM&A総額は約2580億ドルに達した。

原題:Global Energy Deals Now Surpass Late 90s ’Supermajor’ Era (1)(抜粋)