きょうの国内市況(8月27日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが1500回復、利上げ後ずれ観測や円安好感-内外需に買い

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東京株式相場は続伸、TOPIXは4営業日ぶりに1500ポイントを 回復した。米国の利上げ後ずれ観測が拡大する中、為替の円安方向での 推移や好調な米国統計内容も好感された。食料品や保険、建設、通信な ど内需関連株の上昇が目立ち、自動車や電気機器など輸出関連も高い。

TOPIXの終値は前日比21.44ポイント(1.5%)高の1500.41、 日経平均は197円61銭(1.1%)高の1万8574円44銭。両指数とも続伸 は10日以来。

アストマックス投信投資顧問の山田拓也シニアファンドマネジャー は、「きのう、きょうの動きでは相場はまだ落ち着いてはいないが、商 いが膨らんでおり、先物の枚数もだいぶ膨らんだことを考慮すると、投 げ売りはいったん終わった感じはある」と話す。「中国は政策面ではま だ切るカードが残されている、このまま崩れ続けることは考えていな い」という。

東証1部33業種は、食料品や保険、建設、精密機器、情報・通信、 銀行、その他金融など29業種は上昇。鉄鋼や海運、パルプ・紙、その他 製品の4業種は下落。売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・ グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグ ループの3メガバンクが上昇。ソニーやNTTも高い。一方、村田製作 所や任天堂、ファナックは下落。東証1部の売買高は28億2017万株、売 買代金は3兆783億円。上昇銘柄数は1369、下落448。

●長期金利が1週ぶり高水準、株高・米債安で売り-2年入札予想通り

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債券相場は下落。長期金利は約1週間ぶりの水準に上昇した。前日 の米国市場で株高・債券安となった流れを引き継いで売りが優勢だっ た。きょう実施の2年債入札は最低落札価格が事前の市場予想と一致 し、相場への影響は限定的だった。

27日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回 債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値よ り0.5ベーシスポイント(bp)高い0.375%で開始。午後は0.385%と18日 以来の高水準を付けている。

みずほ証券の丹治倫敦シニア債券ストラテジストは、「海外市場で 米国債利回りが上昇したことを受けて、円債も金利上昇を試す形となっ ている」と話した。ただ、「今週は株価が荒れたにもかかわらず、債券 は反応が薄かった。水準感がその理由だと思う。日本は0.3%台、米国 2%近辺では上値が重くなる動き。世界的に高値警戒感があるようだ」 と述べた。

長期国債先物市場で、中心限月9月物は前日比10銭安の147円87銭 で開始後、いったん2銭安の147円95銭まで戻した。取引終了にかけて 水準を切り下げ、13銭安の147円84銭と、この日の安値で引けた。

財務省がきょう午後零時45分に発表した表面利率0.1%の2年利付 国債(356回債)の入札結果によると、最低落札価格が100円18銭と事前 予想と一致した。小さいと好調な入札を示すテール(落札価格の最低と 平均の差)は3厘と前回と同じ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率 は4.39倍と3月以来の高水準となった。

●ドル・円は119円台後半、中国株一時伸び悩み円売り限定的

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=119円台後半で推 移。中国株が一時伸び悩んだことを背景に世界的な株安への警戒感がく すぶり、円売りの動きは限定的となった。

27日午後3時25分現在のドル・円相場は119円90銭付近。朝方に一 時は120円37銭と2営業日ぶりの円安値を付けた後、119円82銭まで円が 水準を切り上げ、午後は120円を挟んでもみ合った。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの山田修輔チーフ FXストラテジストは、「市場センチメントはいったん改善したが、根 本的には中国や主要国から政策対応が出ていないので、ボラティリティ が高い状況が続きそうな感じはする」と指摘。株価は依然として不安定 だとし、「ドルの下値不安は拭えない」と話す。