米利上げは12月に先送りか、金融市場の混乱で-エラリアン氏

独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハ メド・エラリアン氏は27日、米金融当局が市場の混乱を理由に利上げ を12月まで先送りするとの見方を示した。同氏はブルームバーグ・ビュ ーのコラムニストも務める。

中国による8月11日の予想外の人民元切り下げ以降、金融市場は中 国の成長鈍化をめぐる懸念に揺れ、世界の株式市場では時価総額から数 兆ドルが失われた。こうした市場の動きを受け、ニューヨーク連銀のダ ドリー総裁は26日、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に利上げを 決定する論拠は弱くなってきたとの見解を示した。

エラリアン氏はブルームバーグとのインタビューで、利上げ時期と して「9月に疑問符が付き、論拠が弱くなってきたとダドリー氏が指摘 した理由は、周辺が不安定な状況ではしっかりとした立場を維持でき ず、周辺を無視することはできないためだ。従って米金融当局は世界の 他の地域に目を向け、金融不安を助長することは望まないだろう」と説 明。「そのため、金融当局は12月まで待つだろう」と述べた。

ヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業 者で資産家のレイ・ダリオ氏が、米金融当局はわずかな幅の利上げを実 施した後に量的緩和を再開するとの見方を示したことについて、エラリ アン氏は的外れだと指摘。「市場がやや混乱した時にはいつでも、市場 関係者はすぐに米金融当局の追加措置を期待する。QE4(量的緩和第 4弾)は希望的観測だ」と述べた。

原題:Federal Reserve Won’t Raise Rates Until December, El-Erian Says(抜粋)

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