米国株:続伸、世界的に株価回復-GDP上方修正も好感

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27日の米国株は続伸。ここ2日間の上げは2009年以降で最大。安心感が広がり世界的に株価は上昇した。朝方発表された4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことも買い材料になった。

S&P500種株価指数はこの日、2.5%高まで買い進まれたが取引後半で上げ幅を縮め一時は0.5%未満に縮小する場面もあった。

S&P500種は2.4%高の1987.66。前日から2日間の上げ幅は6.4%となった。ダウ工業株30種平均は369.26ドル(2.3%)高の16654.77ドル。

LPLファイナンシャル(ボストン)のチーフ経済ストラテジスト、ジョン・カナリー氏は「株価は回復し、今後はGDPや金融当局といった米国内の動向に注目が集まるだろう」と述べ、「調整局面は楽しいものではないが、それを超えると再び重要な材料に関心が高まる」と続けた。

S&P 500 best two-day gain since bull market began

この日は素材株やエネルギー株が特に上昇した。資源会社のフリーポート・マクモランは大幅高。人員削減計画が好感された。コンソル・エナジーとトランスオーシャンはいずれも値上がりした。

一方、高級宝飾メーカーのティファニーは下落。四半期利益がアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。

Two-day energy rally the most since 2008

米GDP統計

米商務省が27日発表した第2四半期の実質GDP(季節調整済み、 年率)改定値は前期比3.7%増と、前月発表された速報値の2.3%増から 上方修正された。またブルームバーグが実施したエコノミスト調査での 全ての予想を上回った。予想の中央値は3.2%増。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売成約指数(季節調整後)は前月比で0.5%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は1%上昇だった。

成長懸念を背景とした市場の混乱に伴い、米金融当局が来月にも利上げするとの見方は後退した。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は26日、世界的な株式市場混乱を理由に、9月に利上げを決定する論拠が「やや弱くなってきた」と述べた。

トレーダーの間では来月利上げが決定する確率は30%と、今月中国が発表した人民元切り下げ前の約50%から低下した。

27日からは米ワイオミング州のジャクソンホールでカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが29日まで開かれる。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は出席しない。

原題:U.S. Stocks Advance After Stronger GDP Data Amid Global Rally(抜粋)

(第2-3段落を書き換え第4段落以降を追加します。.)
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