中国の銀行、大手2行で不良債権が急増-利益も頭打ち

今週発表の中国大手銀行の決算で先陣を切っ た2行には、二つの共通点がある。頭打ちとなった利益、そして前年の 2倍以上のペースで積み上がる不良債権だ。

中国工商銀行では1-6月(上期)に不良債権が31%増加した。中 国農業銀行でも28%増と大きく積み上がっている。いずれも証券取引所 の文書で27日に明らかになった。

中国工商銀の易会満頭取は北京での記者説明で、「厳しい」状況を 理由に不良債権比率を今年1.45%に抑えるとの目標を断念せざるを得な いだろうと示唆した。同比率は6月末で1.4%だった。

取引所への届け出に基づくと、中国工商銀の4-6月純利益は747 億元(約1兆4055億円)。前年同期の748億元とほぼ一致。ブルームバ ーグがまとめたアナリスト10人の予想中央値は757億元だった。

同行によると、不良債権残高は1635億元に急増した。

中国農業銀行では利益が0.8%減少して502億元。1595億元に膨れ上 がった不良債権には、建設業や鉱業関連の債務が含まれる。

原題:Chinese Banking Giants: Zero Profit Growth as Bad Loans Pile Up(抜粋)