カンザスシティー連銀総裁:市場変動の影響判断は時期尚早

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、 市場でのボラティリティ(変動性)の高まりが米経済に影響を及ぼすか どうか判断するには時期尚早だと指摘した。また、連邦公開市場委員会 (FOMC)はいずれの会合でも利上げ開始を決定することができると の認識を示した。

ジョージ総裁は「現時点では経済動向をめぐる私自身の判断を変え るようなものは見当たらない」と発言。27日夜から同連銀主催の年次シ ンポジウムが始まるワイオミング州ジャクソンホールでブルームバーグ とのインタビューに応じた。

ジョージ総裁はFOMCについて、「私はこれまで、利上げを検討 する余地があると考えていたが、われわれは委員会の出席者の考えがど のようなものであるか、様子を見ることになるだろう」と語った。

中国の成長鈍化懸念で株式市場が大きな変動に見舞われるなど、世 界的な見通しが不透明さを増したことで、FOMCが9月16、17日に開 く次回会合で政策金利の引き上げ開始を決めると予想していた多くの投 資家やエコノミストの間で、利上げが先送りされるとの観測が広がって いる。

同総裁は「われわれはボラティリティを時々想定しなければならな い。中国や世界の成長について疑念が生じており、われわれは不透明な 時期にある。それが金融政策にとってどのような意味を持つかはまだ明 らかでない。事態を複雑にするものであり見守っていく」と述べ、この ため金融当局はどのような状況にあるかを9月のFOMCの際に見極め なければならないだろうとコメントした。

利上げによる金融政策の正常化について同総裁は、「米経済はそう した正常化のプロセスを開始できるほど十分強力だというのが、ここし ばらくの私自身の考えだ。それは自信の表れとなり、現在広がっている 不透明感の一部を抑制することになるだろう」と語った。

同総裁は米金融当局が事実上のゼロ金利政策を解除すれば、市場の ボラティリティが高まる可能性があるとした上で、「それを乗り切る長 期的な展望を持つことが課題となる。われわれは長い間ゼロの状態にあ る」と主張した。

原題:George Says Too Soon to Judge What Turmoil Means for Fed Policy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE