フィデリティ:デフレリスクで米利上げ緩慢に、高格付け債購入の勧め

  • 世界的な予想インフレ率の指標は5年ぶり低水準に近付く
  • 株式相場低迷の中、債券取得で保有資産の多様化を-フィデリティ

運用資産2兆1000億ドル(約252兆円)のミューチュアルファンド、米フィデリティ・インベストメンツは、米国内でデフレ圧力が台頭しつつあると警告を発している。

このため同社は、米金融当局の利上げペースはさらに緩慢になるとし、株式相場の低迷の中で保有資産の多様化を図るため、高格付け債を保有すべきだと投資家呼び掛けた。

商品相場安が響き、世界的な予想インフレ率の指標は5年ぶりの低水準に接近。ブルームバーグ商品指数は26日に一段と低下し、1999年以来の低水準となった。同時に、中国の景気減速懸念が株式市場で売りを誘い、MSCIオールカントリー世界指数は18日以降で7%下げた。

フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチのダーク・ホフシャイア氏は26日、同社ウェブサイトに掲載のプレゼンテーションで、「商品相場下落と中国発のデフレ圧力を背景としたデフレ的な衝動が見られる」と指摘。「米金融当局の新たな引き締めサイクルは、これまで以上に緩慢な方向に傾くことになりそうだ」との見方を示した。

原題:Fidelity Says Deflation Risks Will Slow Fed So Buy Quality Bonds(抜粋)