アックマン氏のパーシング、運用成績一転マイナス-8月株安で

アクティビスト(物言う株主)として知られ るビル・アックマン氏のヘッジファンド「パーシング・スクエア・ホー ルディングス(PSH)」は今年初め以降の運用益を失い、リターンは マイナスに転じた。中国に関連して市場のボラティリティ(変動性)が 最近高まったことが背景にある。

26日に公表した中間運用報告は、ここ数週間の市場の著しいボラテ ィリティについて、「中国株式相場の下落や同国の景気減速が世界の企 業に悪影響を及ぼすとの懸念が主な要因」だと説明した。

PSHの運用資産は1月1日時点の66億ドル(約7900億円)から7 月末時点で74億ドルに増加した。しかし、その後は運用益が減少し、今 年はマイナス圏にあるという。

クローズドエンド型ファンドとしてアムステルダム市場に昨年10月 に上場したPSHは、パーシング・スクエアのヘッジファンドと同様、 カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナ ショナルや米動物用医薬品メーカーのゾエティスなどを含む公開企業に 投資している。

PSHのアン・ファーロー会長は同報告で、「PSHは安定的に現 金を生み出す事業への投資を目指しており、これらのビジネスのマクロ 経済イベントに対するエクスポージャーは限定的である点を忘れないで ほしい」とコメント。「これらの企業は長期的な本質的価値を増やす良 い状況にあり、この点は株価の現在のボラティリティに反映されていな い」と指摘した。

原題:Ackman’s Pershing Square Loses 2015 Gains Amid August Stock Rout(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE