中国株暴落、他のBRICS4カ国合計の2倍相当の時価総額が消失

  • ブラジルとロシア、インド、南アの株式時価総額は計2.8兆ドル
  • 中国株は7年ぶり高値に達した6月12日以来43%下落した

ブラジルとロシア、インド、南アフリカ共和国で取引されている全ての株式の時価総額を合計し、さらにそれを約2倍にする。そうすれば中国で株価暴落が始まって以来、吹き飛んだ時価総額がどのくらいかが分かる。

中国の上海上場株は6月に7年ぶり高値に達して以来、時価総額全体の半分に当たる5兆ドル(約600兆円)相当を失った。信用取引トレーダーは強気の賭けを手じまい、景気見通しの弱さからバリュエーション(株価評価)が不適切になっているとの懸念が強まったためだ。ブルームバーグの集計データによれば、BRICS諸国で他の4カ国の株式時価総額は計2兆8000億ドルとなっている。

China's Stocks Meltdown Eclipses BRICS Markets

6月半ば以降に世界中で失われた株式時価総額のうち中国が占める割合は41%に上った。中国当局が今月11日に人民元を切り下げて以降、株安が加速した。この措置について投資家が、これまで考えられていたよりも政府が景気鈍化ペースを懸念していることを示す兆しと受け止めたためだ。

そうした流れが世界市場に波及し、特に野菜や鉱物、燃料の輸出先として中国に大きく依存するブラジルやロシア、南アなどの国々に打撃を与えている。ただ、上海総合指数は1年前の水準を依然として33%上回っている。

NNインベストメント・パートナーズの新興市場株担当シニアマネジャー、ネイサン・グリフィス氏(ハーグ在勤)は電子メールで、「中国はここ数年、世界の成長において最も重要かつ唯一のけん引役であったため、こうした急減速が貿易に深刻な影響をもたらしている」と指摘。株式市場の下向きのボラティリティ(変動性)は「より広範な市場における上向きの動きよりもずっと重要だ」と述べた。

原題:China Meltdown So Large That Losses Eclipsed BRICS Peers, Twice(抜粋)

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