【個別銘柄】キユーピーや格上げシマノ急伸、ファナック安い

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27日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

キユーピー(2809):前日比5.7%高の2590円。SMBC日興証券 は鶏卵市況高リスクは無難に通過しそう、と指摘。15年11月期下期の業 績リスクだった鶏卵の調達コスト増に対し、第3四半期の業績は会社計 画通りになると分析した。短期業績上の懸念材料が払しょくされれば、 株価のカタリストになるだろうとみている。投資判断「アウトパフォー ム」を継続。

シマノ(7309):6%高の1万5610円。JPモルガン証券は投資判 断を「中立」から「オーバーウエート」に上げた。押し目買いの機会が 到来、と指摘。市場の中国に対する懸念は過大としたうえで、最近の為 替動向は同社にとっては実質的に追い風で、15年度下期の営業利益は70 億円押し上げられると予想した。目標株価は1万8000円を維持。

サントリー食品インターナショナル(2587):4.3%高の4990円。 野村証券は投資判断「買い」を継続し、目標株価を6000円から6400円に 上げた。食品インフレ終息の可能性が高まる中、中期的な利益成長が期 待される同社は食品セクターの注目銘柄と説明。7-8月の国内販売数 量好調や海外収益の安定化など評価できるとした。

ファナック(6954):1.8%安の1万9320円。SMBC日興証券は 投資判断「中立」を継続し、目標株価を2万4000円から1万7000円に引 き下げた。スマートフォン関連設備投資が減速し、今下期以降は日本工 作機械受注のピークアウトがリスクとなると指摘。16年3月期の営業利 益予想を従来の2800億円から2210億円、17年3月期を2788億円から2052 億円に減額した。

古河電気工業(5801):1.5%安の194円。クレディ・スイス証券は 投資判断「アンダーパフォーム」を継続し、目標株価を200円から180円 に下げた。下期回復型の会社計画の達成確度は高くなく、引き続き販売 数量取り込みや在庫評価損拡大により、営業利益は会社計画を下回ると 想定。構造的な事業再編が必要との認識に変更はないとした。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):8.1%高の2961円。15年 度中に航空機向けチタン材料の生産を約8割増やす、と27日付の日本経 済新聞朝刊が報じた。休止中だった主力工場の炉を再稼働する。米ボー イングや仏エアバス向けに需要が回復すると判断したという。

不動産株:野村証券は世界的な景気悪化懸念で行き場を失った投資 資金は都心の優良不動産へ集中する可能性がある、と指摘。日本の上場 デベロッパーの多くは、東京の優良不動産を主とした資産ポートフォリ オを構築している上、東京都心5区ではビルの再開発を活発化してお り、賃貸需給がタイト化していると分析。資産ポートフォリオが特に優 良として改めて推奨した三井不動産(8801)は1.3%高の3316円、住友 不動産(8830)は2.1%高の4071.5。

清水建設(1803):5.2%高の1158円。みずほ証券は投資判断「買 い」を継続し、目標株価を1100円から1200円に上げた。工事採算のさら なる改善余地から、業界内での優位性が評価されるとみている。16年3 月期営業利益を従来の690億円から前期比42%増の710億円に、17年3月 期を730億円から800億円に増額した。

五洋建設(1893):4.5%高の561円。みずほ証券は投資判断「買 い」を継続し、目標株価を610円から650円に上げた。海洋土木案件は豊 富で、土木事業のさらなる改善を見込むとした。17年3月期営業利益予 想を従来の167億円から177億円に、18年3月期を183億円から193億円に 増額した。

ココカラファイン(3098):2.8%高の4855円。16年3月期営業利 益予想を63億円から88億円に上方修正した。夏物商材・新製品の導入施 策や既存店活性化策などの効果で売上高が増加する中、経費効率化を維 持した。

アインファーマシーズ(9627):5.2%安の5520円。5-7月期営 業利益は27億1000万円で前年同期比59%増となったが、通期計画は前期 比17%増の134億円で据え置いた。市場予想の139億円を下回った。

ファインデックス(3649):2.8%安の882円。15年12月期営業利益 予想を従来比68%減の5億1200万円に下方修正した。消費税増税による 駆け込み需要の反動などで病院医療分野の売上高が想定を下回ったほ か、医療システムメーカーの事業取得に伴う費用や人件費などが増加し た。

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