人民元切り下げ後の新興市場株、勝ち組はインドとポーランド

  • ポーランドとインドは輸出での対中依存度の小ささが利点に
  • メキシコや韓国が人民元切り下げ後のリスク最大級の国に

中国が11日に人民元を切り下げて以後、ポーランドとインドが新興市場株の投資家にとって最良の避難先となっている。

予想外の元切り下げ後、中国からブラジルに至る株式相場は軒並み大きく下げたが、価格変動調整後のMSCI新興市場指数との比較で主要30新興市場で最良のパフォーマンスとなっているのはポーランド株の指標、WIG20指数だ。これにモロッコ、インドが続く。

人民元切り下げを受け広がったのは、世界2位の経済大国、中国の景気減速でブラジルやロシアが輸出している原材料の需要が圧迫されるとの観測だ。景気加速に加え、輸出で中国への依存度が比較的小さいポーランドやインドは元切り下げ後の悪影響をさほど受けていない。

エルメス・インベストメント・マネジメントの新興市場株責任者、ゲーリー・グリーンバーグ氏(ロンドン在勤)は25日の電子メールで、「ポーランドは中国に対し直接もしくは間接的にほとんどエクスポージャーはない」と指摘。インドの対中エクスポージャーもほとんどなく、エルメスは「オーバーウエート」としているインドへのポジションを積み増したと説明。現時点で投資資産の保有はないものの、ポーランドにも注目していることを明らかにした。

原題:Safest Emerging Stocks in Countries With Least to Lose in China(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE