原油価格は1バレル=77ドル-アルゼンチンは独自方針で設定

原油価格が1バレル=77ドルという国があ る。アルゼンチンだ。

米国では原油価格は39ドルを割り込んだ。世界のエネルギー市場が 急落しているにもかかわらず、アルゼンチンでは原油価格は米国の2倍 近い水準だ。

原油価格が24日も下落し、世界の指標価格が大恐慌の際に付けた水 準に近づいてもアルゼンチンではなお高値が維持されている。その理由 は簡単で、同国政府がそれを望んでいるからだ。

明らかに狂気の沙汰と思えるこの状況には幾つかの背景がある。ア ルゼンチンはシェールガスで世界2位、シェールオイルでは同4位の埋 蔵国。昨年はエネルギー関連の貿易赤字が60億ドル(約7100億円)に達 したため、アルゼンチン政府は国内生産の推進を目指し同国独自の価格 を採用している。

これによりアルゼンチン経済は独自路線を歩んでいる。発展途上国 の大半では政府が燃料価格を補助しているが、アルゼンチンでは消費者 が石油・ガス生産会社を補助している格好だ。

モンタマット・アンド・アソシエーツのシニアアナリスト、アグス ティン・トローバ氏は「こうした状況は長期的には持続しない。この国 の原油は世界で最も高い」と指摘した。

原題:Oil at $77? It Is in This Country That Plays by Its Own Rules(抜粋)