危険の兆しファンドが資産の25%売却-さらなる事態悪化も

新興市場のディストレスト債が今年最悪のマ イナスリターンで今月を終えそうな中、債券ファンド運用者のジョン・ レカス氏は自身のモデリングの「売り」シグナルに従い、損失を一部回 避することができた。シグナルはさらに痛みが拡大すると警告してい る。

米リーダー・キャピタル(オレゴン州ポートランド)で14億ドル (約1700億円)を運用するレカス氏は、同氏のモデリングのシグナルに 基づき、過去2カ月で保有資産を約25%縮小。ノーブル・グループ の2020年償還債は約20%値下がりしたが、その前に手放していた。同氏 は現在、米短期国債を購入しており、新興市場の低迷が深まると予想し ている。

レカス氏は「リスクが高過ぎる状況になっため、ポートフォリオの 約25%を売却した」と指摘。「市場の流動性がさらに問題をはらむよう になっており、売却をもっと進めても良かっただろう」と述べた。レカ ス氏のモデリングは金利や市場のボラティリティ(変動性)、リスク・ 報酬シナリオなどを活用している。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 新興国企業のディストレスト債の8月のリターンはマイナス8.9%と、 このままいけば昨年12月以降で最悪の月となる。レカス氏は金利上昇と 通貨下落を受け、今後1年半にソブリン債危機が起きると予想してい る。

原題:Danger Signs That Made Fund Quit 25% of Assets Say Worst to Come(抜粋)

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