PIMCO:米金融当局は10月に利上げを語り、12月に行動へ

米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)の旗艦ファンドの運用に共同で携わるスコット・ マザー最高投資責任者(CIO)は26日、米金融当局は恐らく10月に金 利引き上げについて語り、12月に実際の利上げに踏み切るとの見通しを 示した。

マザーCIOは電話インタビューで、市場の混乱を考えれば、利上 げ開始時期として「9月の可能性は極めて小さい」と指摘。米金融当局 は「9月と12月の間に複数の会合があることを市場に再認識させると考 えられ、わずかではあるがそこで何かを行う可能性がある。そうでなけ れば12月になるだろう」と語った。

トレーダーらは過去何カ月間にもわたって米金融当局が9月か12月 に利上げすると予想してきた。年内に開催が予定される連邦公開市場委 員会(FOMC)はそれ以外では10月だけだが、イエレン連邦準備制度 理事会(FRB)議長による会合後の記者会見が事前に設定されておら ず、これまでは利上げの可能性はないと考えられてきた。

中国の低成長をめぐる懸念で金融市場が動揺に見舞われ、同国によ る11日の想定外の通貨切り下げ以降、世界の株式市場では時価総額にし て約8兆ドル(約960兆円)が失われた。

「PIMCOトータル・リターン・ファンド」の運用に当たってい るマザーCIOは米金融当局について、「彼らは9月に行動したいと切 望していた。だが世界がやや過度に不安定で変動が行き過ぎる状況とな り、恐らく今はそうできないと感じているのではないか」と分析。混乱 に「拍車を掛けていると受け止められたくはないだろう」と付け加え た。

原題:Pimco’s Mather Sees Fed Talking in October, Acting in December(抜粋)

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