欧州債:ドイツ国債が3日ぶり上昇-売られ過ぎとの見方

  • 安全を求める動きが再開、中国政府の措置は株安歯止めかけられず
  • 準中核国の債券も値上がり、イタリア債の対ドイツ債スプレッド拡大

26日の欧州債市場ではドイツ国債が3日ぶりに上昇。株式市場の値動きが大きくなり逃避の需要が高まるとの見通しを考えると、前日の国債売りは行き過ぎだったとの見方が広がった。

指標のドイツ10年債利回りは低下。前日は3週間ぶり高水準に達していた。ユーロ圏で安全とされる債券の需要が高まり、フランスとオーストリアの国債も値上がり。イタリア10年債のドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は拡大した。欧州株の指標であるストックス欧州600指数は下げた。

クレディ・アグリコルの債券アナリスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「極めて変動性の高い週となっており、これが数日続くこともあり得る」とし、「前日の売り浴びせは若干行き過ぎだった」と述べた。

ロンドン時間午後4時13分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.70%。前日は14bp上昇し、5日以来の高水準となる0.76%に達する場面もあった。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格はこの日、0.32上げ102.91。

同年限のフランス国債利回りは5bp下げて1.08%。オーストリア国債利回りは4bp低下し1.02%と、4営業日ぶりに下げた。

イタリア10年債利回りは1bp低下の1.97%。ドイツ国債に対するスプレッドは2bp拡大し128bpとなった。

原題:German Yield Falls From 3-Week High as Selloff Seen Excessive(抜粋)