アールテック・ウエノに米スキャンポ・ファーマが公開買い付け

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米医薬品メーカーのスキャンポ・ファーマシューティカルズは日本のアールテック・ウエノを約330億円で買収することで同社と合意した。アールテックはスキャンポの医薬品をすべて製造しており、スキャンポの創業者が経営権を握っている。

  スキャンポ(本社メリーランド州ベセスダ)はアールテックの株式44%を同社創業者と関連機関から1株当たり1400円で取得することで合意。残る株式に対しては1株当たり現金1900円で公開買い付けを実施する。同社が26日に発表した。

  公開買い付け価格は26日のアールテック株終値1278円に対し、49%の上乗せに相当する。スキャンポが3月に規制当局に届け出た文書によると、同社創業者の上野隆司氏と久能祐子氏はアールテックの株式過半数を保有する。

  アールテックはスキャンポのほかにも武田薬品工業、米マイランなど提携企業向けに便秘薬ルビプロストン(商品名AMITIZA)を製造する。このほかにも消化器系疾病や眼科などの分野で新薬を開発している。

*原題:Sucampo Pharma to Make Tender Offer For Japan’s R-Tech Ueno(抜粋)