中国の現状を把握することは可能か-鉱山大手CEOらの見解に相違

  • 鉱山各社は「重力を完全に忘れ去った宇宙飛行士」のよう
  • さもなければ各社は長期的な需要拡大による恩恵を受け続けるだろう

中国で何が起こっているのだろうか。

  中国の旺盛な需要に応え、原材料を供給している鉱山大手2社でさえ、その質問に答えがあるのかどうかについて見解が一致していない。

  世界最大の鉱山会社、オーストラリア・英系BHPビリトンのアンドルー・マッケンジー最高経営責任者(CEO)は、中国の現状を把握する能力に自信を持っている。中国は世界最大の資源消費国であり、同国経済の減速が今週、世界各地の市場を揺さぶった。

Andrew Mackenzie, chief executive officer of BHP Billiton Ltd.

Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

 マッケンジーCEOは25日、「われわれは中国の現状を把握できないとは思わない。われわれは数十年にわたってそれに取り組んでいる」と語った。
 マッケンジーCEOの見方はグレンコアのアイバン・グラゼンバーグCEOとは対照的だ。グラゼンバーグCEOは先週、現時点で中国について予測することはできず、誰にも不可能だろうと述べた。

  世界の大手金属生産会社のCEOらが中国の需要に対応するため鉱山能力増強に数十億ドルを投じた後、中国経済は減速した。

  BCSフィナンシャル・グループ(モスクワ)の株式調査責任者キリル・チュイコ氏は「各社は重力を完全に忘れ去った宇宙飛行士のようだ」と指摘。中国経済の減速は金属需要の後退を意味し、鉄鋼需要は既にピークを打っているとし、「株主にはどう説明するつもりなのだろうか」と語る。  

Ivan Glasenberg, chief executive officer of Glencore International Plc.

Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

  楽観的なCEOは他にもいる。世界2位の鉱山会社、英豪系リオ・ティント・グループのサム・ウォルシュCEOは6日、同社が生産する全ての資源の中国による需要は長期的には引き続き増加すると予想した。

  上場している産銅会社としては最大手の米フリーポート・マクモランのリチャード・アドカーソンCEOは7月に「中国は、一部で予想されていたハードランディングの状況にはならないと思う。銅需要は絶対的に伸び、中国は主要な消費国であり続ける」との見方を示している。
  
原題:Can You Read China? Top Mining CEOs Disagree on Biggest Customer(抜粋)