【個別銘柄】村田製や日電産買われる、フジメHDは安い

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26日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

村田製作所(6981):前日比11%高の1万6955円。JPモルガン証 券は25日、株価下落局面での投資アイデアとして、電子部品セクターか ら同社を買い推奨した。「i Phone(アイフォーン)6」の生産 モメンタムの上昇、アイフォーン7での搭載部品コンテンツの大幅拡大 に加え、バリュエーションの妙味も出てきたと指摘した。

日本電産(6594):8%高の9377円。ゴールドマン・サックス証券 は投資判断「買い」を再強調した。25日に発表したスペインのプレス機 メーカーの買収は、同社プレス機事業の製品ラインナップや地域・用途 展開、サーボプレス技術確保とシナジー効果を大幅に強化する、と分 析。マクロ要因ではない自己成長型ビジネスモデルを改めて評価すると した。目標株価は1万1400円。

三菱電機(6503):2.4%高の1174.5円。イタリア業務用空調事業 会社のデルクリマ社を902億円で買収する、と25日に発表した。野村証 券は今回の買収で、チラー事業(大型施設向けセントラル空調方式)に 本格参入し、フロンガスの総排出量を削減する欧州の規制強化に対応す ると分析。さまざまなシナジー期待され、戦略上ポジティブな買収と評 価した。

富士重工業(7270):6.8%高の4059円。クレディ・スイス証券は 同社の中国・ASEAN(アセアン)エクスポージャーは小さく、好調 な販売環境が続く北米においても逼迫(ひっぱく)した需給を維持して いる、と指摘。仮にドル・円レートが3-5円程度円高に振れても、営 業利益への影響はマイナス5-8%程度で、売られすぎの印象をもつ、 と指摘した。

トランコム(9058):1000円(18%)高の6520円でストップ高。野 村証券は株価調整局面での運輸セクターの投資戦略として推奨。高配当 や成長確度の高い企業の株価が最も早く回復しやすい、とみている。同 様に推奨した日本航空(9201)は3.7%高の4310円、ANAホールディン グス(9202)は3.1%高の352.4円。

資生堂(4911):7.6%高の2599.5円。JPモルガン証券は25日、 下落局面での買い推奨銘柄の一つに挙げた。国内消費の回復とインバウ ンド効果で、化粧品の総需要がゼロ成長からプラス成長に転換する構造 変化が最高益の更新を可能にする、と強調。会社ガイダンスはインバウ ンド影響の業績予想への取り込みに慎重で、四半期ごとに上方修正が発 表される公算が大きいとみている。

ビックカメラ(3048):6.4%高の1148円。モルガン・スタンレー MUFG証券は目標株価を1100円から1480円に上げ、投資判断「オーバ ーウエート」を継続した。

フジ・メディア・ホールディングス(4676):1.4%安の1365円。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を従来の1840円か ら1770円に下げた。テレビ広告需要低迷の長期化など事業環境の不透明 感を拭えないと指摘した。投資判断は「中立」を継続。

T&Dホールディングス(8795):3.4%高の1563円。三菱UFJ モルガン・スタンレー証券は投資判断「中立」から「オーバーウエー ト」、目標株価を1710円から2050円に上げた。傘下の太陽生命でのマー ジン改善の動きを織り込んだほか、次期中期計画の方向性が示唆される 中間決算時のIR説明会で目標還元性向の引き上げに前向きなコメント が期待できるとみる。

太平洋セメント(5233):3.1%高の395円。クレディ・スイス証券 は投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を460円から550円 へ上げた。7月の国内販売はまだ弱く、月次は一進一退とみるが、大底 は脱しつつあると指摘。来期の増益は加速するとみて、17年3月期の営 業利益予想を従来の731億円から同証今期予想比14%増の764億円、18年 3月期を741億円から774億円に増額した。

大平洋金属(5541):3.5%安の305円。みずほ証券は投資判断「中 立」を継続し、目標株価を400円から340円に下げた。同社の上期業績予 想に在庫評価損益の好転が織り込まれているようだが、現状のニッケル 価格では第2四半期に在庫評価益は実現しない、と指摘。海外のニッケ ル鉱山の収益が計上される持分法利益も力強さに欠け、16年3月期の会 社計画は未達となるだろうと分析した。

タムロン(7740):5.7%高の2294円。ドイツ証券は投資判断を 「ホールド」から「買い」に、目標株価を2800円から3000円に上げた。 自社レンズは先進国主体の地域ミックスで下振れリスクが限定的である ほか、レンズ交換式カメラ市場回復の恩恵も受けると分析した。

ユーシン(6985):2.1%高の697円。発行済み株式総数の1.67%に あたる3億円を上限に自己株を取得すると、25日に発表した。期間は27 日から11月19日まで。

土木管理総合試験所(6171):東証2部市場に新規株式公開 (IPO)した。公募価格の1250円に対し初値は2.4%安の1220円だっ た。土 木建設工事に関するボーリング調査や室内・屋外での試験など 調査試験の一括サービスを手掛ける。15年12月期の業績計画は営業利益 は前期比34%増の3億9500万円。終値は3.7%安の1204円。

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