債券トレーダーは甘えん坊か駄々っ子か-FOMCの姿勢問う

泣き叫ぶ幼児をあやす親には2つの選択肢が ある。物を与えなだめるか、甘やかさずしばらく続く駄々に耐えるか。

最近の市場動向への対応でジレンマを抱える世界の中央銀行は、ま るで子育てに悩む親のようだ。これまでのところ各中銀が採用している のはおおむね前者で、刺激策を維持したり拡大して、トレーダーの都合 に合わせている。中国の中銀、人民銀行は25日、利下げと預金準備率引 き下げを発表し、そうした対応を行った。

債券トレーダーは今や、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2006 年以来となる利上げを先送りすることで投資家を甘やかし続けることに 賭けている。市況が若干動揺しているためだ。中国の景気減速が予想以 上に深刻で世界の経済成長を脅かすとの懸念が一段と強まっており、世 界の株式市場は2週間足らずで時価総額が5兆ドル(約595兆円)余り 縮小した。

JPモルガン・チェースのJPモルガン・ファンズ部門で世界チー フストラテジストを務めるデービッド・ケリー氏は、最近の市場動向に 基づいてFOMCが決定を下すとすれば間違いだと言う。「2歳児を育 てる場合とよく似ている。甘やかし過ぎず、毅然(きぜん)とした態度 を示すべきだ」と述べ、一貫したメッセージを送り、ふらつかないこと が「不確実性を減らす」と指摘している。

原題:Bond Traders Bet on More Candy From Fed After Latest Tantrum(抜粋)

--取材協力:James Holloway.

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