物流倉庫で集積作業するロボット、日立が公開-1000億円市場に向け

日立製作所は25日、物流倉庫向け移動型作業 ロボットをメディアに公開した。将来の労働人口の減少などを見据え、 倉庫内で人間に代り棚にある在庫商品の選択、取り出しから箱詰めまで の一連の作業を移動しながら行うロボットの完成を目指す。

このロボットは自律移動し、高さを調整する昇降台の上に付けられ た2本の腕で作業する。デモでは、棚に置かれた靴箱やペットボトルな どをロボットが認識し、並走する台車ロボット上の段ボール箱にあらか じめ指示した通り詰める様子が公開された。日立によると、世界的にも 最先端の技術の組み合わせで、現在は実証実験の段階に入っている。

電子商取引の普及に伴い物流事業が世界的に拡大する中、受注後に 倉庫の棚から注文品を取り出し箱詰めする作業を自動化する取り組みは 世界中で研究が進んでいる。人を支援するロボットや補助機器などはす でに実用化しており、米アマゾン・ドット・コムなどでも一部倉庫には 作業ロボットが導入されている。

日立の基礎研究センタ長、山田真治氏は「次の世代に活躍できるロ ボットの開発を見据え、取り組んでいる」と記者団に話した。テクノロ ジーイノベーションセンタの守屋俊夫部長は「物流関連ロボットの世界 市場を1000億円規模」とみており、5年以内に一般向けに販売したいと 述べた。