エラリアン氏:米利上げ先送りも-世界的な金融市場の混乱で

独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハ メド・エラリアン氏は25日、世界の金融市場でのボラティリティ(変動 性)の高まりは「懸念材料」であり、米金融当局は9月の利上げができ なくなるのではないかとの見方を示した。

エラリアン氏はブルームバーグとのインタビューで、米金融当局 は2006年以来初となる利上げのチャンスを数週間前に逸したと指摘し た。同氏は米パシフィック・インベストメント・マネジメント (PIMCO)の元最高経営責任者(CEO)で、現在はブルームバー グ・ビューのコラムニストも務める。

エラリアン氏は米利上げに関し、「数週間前には、現在と同様に米 国の国内経済は強く、国際経済情勢は極めて中立的で金融市場も比較的 良好な状態にあり、そのための機会はあった」と指摘。しかしその後、 国際経済と金融市場をめぐる状況は当局の政策意図に反するような展開 となったと語った。

このため同氏は「米金融当局がこのような情勢で利上げのリスクを 冒すことはないと考えられる」とし、その理由として「仮に当局が誤り を犯せば、米経済に跳ね返ることになるからだ」と説明した。

原題:Mohamed El-Erian Sees Fed Rate Increase Delayed by Market Rout(抜粋)