NY外為:ドル伸び悩む、米株安で-中国利下げで買い先行も

25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが 伸び悩む展開。中国が利下げを発表したものの、米国株が下げに転じた ため、ドルの上値は重くなった。

市場の混乱時の逃避先とみなされるスイス・フランやユーロ、円に 対してドルは上昇した。24日に円相場が7カ月ぶり高値に上昇した動き について麻生財務相が「荒い」と発言すると、円は軟化した。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ市場アナリ スト、オマー・エシナー氏は「この日は昨日と対称的な展開だ。世界市 場の安定で米国の年内利上げ観測が強まり、ドルの支援材料となってい る」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.4%上昇し て1ドル=118円83銭。前日には1月16日以来の安値となる116円18銭ま で下げた。この日のドルはユーロに対して前日比0.9%高の1ユーロ =1.1517ドル。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇 の1195.19と、6週間ぶりの大幅高。

中国利下げ

中国人民銀行(中央銀行)は株安と景気減速の悪化に歯止めを掛け るため、昨年11月以後5回目となる利下げに踏み切り、市中銀行の預金 準備率引き下げも発表した。

モントリオール銀行の外為戦略グローバル責任者、グレッグ・アン ダーソン氏(ニューヨーク在勤)は「中国は株価と恐らく人民元を下支 えるため政策介入を続ける意向を示した。それは世界的な暴落が起こら ないことを意味している」と語った。

9月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される 確率は26%として金利先物市場は織り込んでいる。前日は20%だった。 これは引き締め開始後の実効フェデラルファンド(FF)金利が平 均0.375%になるとの仮定が基になっている。

原題:Dollar Pares Gains as U.S. Stocks Fall Amid Renewed Volatility(抜粋)

--取材協力:Netty Ismail、Kevin Buckland.