モビアス氏:新興市場株購入は時期尚早-ボラティリティ継続

フランクリン・テンプルトン・インベストメ ンツのエマージング・マーケッツ・グループのマーク・モビアス会長は 新興市場株について、購入はまだ控えるべきだと指摘。相場の変動が拡 大する中、6年ぶり安値からの反発は短命に終わるとの見通しを示し た。

モビアス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「安 定するまでには少し時間がかかる。ボラティリティは続く」とし、「わ れわれは今のところ現金で保有している」と加えた。

MSCI新興市場指数はロンドン時間午前9時52分現在、前日 比1.8%高と8営業日ぶりに反発。過去7日間では11%下げていた。同 指数の50日間のボラティリティを示す指標は25日に2012年以来の高水準 に上昇した。

モビアス氏は、買い急がずに市場が安定するまで待つべきだと指 摘。中国当局は株価押し上げに向け、市中銀行の預金準備率引き下げと いった金融・財政政策を活用する可能性があるとの見方を示した。

同氏は「金融機関が市場に資金を回すことを監督当局が容認すれ ば、かなり強いメッセージとなる」と述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は25日、政策金利である貸出基準金利の 引き下げを決めた。昨年11月以降で5回目の利下げとなる。市中銀行の 預金準備率も引き下げた。人民銀の発表によれば、1年物の貸出基準金 利は0.25ポイント引き下げ4.6%となる。預金準備率は0.5ポイント引き 下げる。

モビアス氏は「投資家は極めて悲観的になっており、非常に多くの 資金が引き揚げられている。売りを余儀なくされている状況だ」とした 上で、「興奮してはいけない。数日様子を見て、市場が安定するのを待 つべきだ。それからまた参加すればよい」と述べた。

原題:Mobius Says Too Soon to Buy Emerging-Market Stocks Amid Rout (1)(抜粋)

--取材協力:Karolina Miziolek.

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