アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が続落-インド、台湾上昇

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

25日の中国株式相場は下落。上海総合指数が4営業日続落し、4日 間の下げは1996年以来最大となった。政府が株価下支えを断念しつつあ るとの懸念が広がった。

上海総合指数は前日比7.6%安の2964.97で終了。8カ月ぶりの3000 割れとなった。同指数はこの4営業日で22%下げている。構成銘柄中、 ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)など700余りの銘柄が10%の値 幅制限いっぱいの値下がり。

華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は「パニック売りの状態 で、これは信頼感の問題だ」と指摘。「世界的な株売りが今では至ると ころに波及しており、政府は市場救済に向けて再度の介入は行わないだ ろう。介入しても今回はうまくいきそうにない」と述べた。

上海総合指数の1日の下落率が6%を上回るのはこの3カ月で7回 目。CSI300指数は7.1%安で引けた。

香港市場ではハンセン指数が前日比0.7%高と反発。中国本土企業 で構成されるハンセン中国企業株(H株)指数は0.9%下げて、2014年 3月以来の安値で引けた。

【インド株式市況】

25日のインド株式相場は反発。金属株と銀行株の上げが目立った。 指標のS&P・BSEセンセックスは前日に6年ぶり大幅安だった。

インド最大の産銅会社ベダンタが高い。前日は2008年1月以降で最 もきつい値下がりとなっていた。ICICI銀行が4カ月ぶり大幅高と なるなど、銀行株も総じて高い。高級車メーカーのジャガー・ランドロ ーバーを傘下に置くタタ・モーターズはここ2年で最大の上げ。コー ル・インディアは6営業日ぶりに買われた。

センセックスは前日比1.1%高の26032.38で取引を終了。中国が人 民元を切り下げた11日以降、世界的な株安で時価総額8兆ドル余りが吹 き飛んだ。こうした状況の中、センセックスは24日に2009年1月以来の 大幅安となった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比2.7%高の5137.25。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.9%高の1846.63。

【台湾株式市況】

25日の台湾株式相場は上昇。指標の加権指数が2011年12月以来の大 幅高となった。台湾当局は4年ぶりに金融安定化基金を活用し、株式に 最大5000億台湾ドル(約1兆8300億円)を投じると発表した。

加権指数は前日比3.6%高の7675.64で終了。午後に入り当局の発表 を受けて上げ幅を拡大した。構成銘柄で最もウエートの高い台湾積体電 路製造(TSMC)は7.4%高と、この20年で最大の値上がり。