中国発の市場の混乱、ギリシャ危機を上回る恐れ-ノルディア

中国について投資家が不安を感じるのは、同 国経済について多くを知らないということだ。ノルディア・インベスト メント・マネジメントの株式部門のマティアス・レヨン最高投資責任者 (CIO)はそう指摘する。

中国による通貨切り下げ決定を発端とする市場への打撃は、ギリシ ャ債務危機がもたらした混乱よりもずっと大きいものになるだろうと、 レヨン氏は語る。

アジアと欧州、米州市場全域に混乱が広がる中、24日の商品と株 式、為替市場では軒並み売りが広がった。中国が人民元を切り下げた11 日以来、世界の株式市場から時価総額で5兆ドル(約600兆円)余りが 失われた。原油相場は1バレル=40ドルを割り込み、特に新興国通貨の 落ち込みが目立つ。

売りの背景にあるのは、アジア一の経済大国である中国が、投資家 がかつて頼りにしたような誰にも止められない世界の経済成長のけん引 役ではないかもしれないという根本的な懸念だ。

レヨン氏は24日の電話取材で、「中国については、本当の成長率が 分からないということを考慮すれば、実際のレバレッジ水準やシャドー バンキング(影の銀行)のシステムも不明だ」と指摘。「あらゆる不確 実性とそれに関連したボラティリティの高まりから、今は多くの不安が 生じている」と述べた。

原題:China Stock ‘Fear’ Dwarfs Greek Panic Amid Unknowns, Nordea Says(抜粋)