インド中銀のラジャン総裁、インフレと闘う姿勢変わらず-株急落でも

  • 中央銀行は市場への「カンフル剤」を打つべきではないと同総裁
  • インド中銀は金融政策への「反射的な」アプローチを取らず

株式市場に同情的な中央銀行を探している投資家はインド準備銀行(中央銀行)に頼るべきではない。
  ルピー相場が2年ぶりの安値を付け、投資家がインド株を売り込んだ24日、インド準備銀のラジャン総裁はインフレとの闘いに注力する姿勢を示した。同総裁は、市場の訴えを受け入れて利下げするのは好ましいことではなく、中央銀行は株安に対する「カンフル剤」を打つべきではないと述べた。

Raghuram Rajan, governor of the Reserve Bank of India.

Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

  つまり、ラジャン総裁の発言は財務省が批判を強める中銀政策をこれまでで最も強く擁護したことになる。中国が11日に予想外の人民元切り下げに踏み切って以降、世界の株式時価総額は5兆ドル(約600兆円)超を失っていた。
  HDFC銀行のエコノミスト、ジョティンダー・カウール氏(グルガオン在勤)は、「投資家の思い通りに相場が動かなくなるたびに資金を供給することが目的ではない」とコメントした。
  ラジャン総裁は、インド経済は他の新興国に比べて「良好な状態」にあり、状況が落ち着けば低インフレが投資家を引き付けるとの見方を示した。

ラジャン総裁はまた、2013年9月の就任以来同国は外貨準備を積み増してきたと指摘、ルピー相場のボラティリティ(変動性)を少なくするため外貨準備を活用することに「ちゅうちょしない」と述べた。同国の外貨準備は約3800億ドル。

原題:Rajan Doubles Down on India Inflation Fight as Stocks Plunge(抜粋)