豪中銀に利下げ圧力高まる-世界市場安が国内経済に影響も

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀 行)が、追加緩和を実施する必要がなくなる可能性を示唆したのと時を 同じくして、世界市場の混乱が起こった。

最近数日の世界市場の下落を受けて、スワップトレーダーは、 RBAが過去最低水準である2%の政策金利を年末までにさらに引き下 げる確率を約67%として織り込んでいる。ブルームバーグがまとめたデ ータによると、この確率は1週間前の約39%から上昇した。RBAが国 内の経済活動がおおむね改善されているとの認識を示したことで、8月 前半はトレーダーの間で追加的な金融刺激実施の見通しが後退してい た。

中国経済の減速が国内の成長を損なうとの懸念や商品価格への下落 圧力を背景にRBAが政策金利を引き下げるとの観測が広がり、豪州の 3年国債指標銘柄の利回りは、過去最低まで8ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)以内に迫る水準まで低下し、豪ドルも2009年以来 の安値に下落した。

野村ホールディングスの金利ストラテジスト、アンドルー・タイス ハースト氏(シドニー在勤)は「中銀は結局常にそうであるように今後 も非常に実際的なアプローチを取り、利下げが必要であれば実施するだ ろう」と指摘した。

原題:RBA Gets Dragged Toward Reluctant Rate Cut by Global Market Rout(抜粋)

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