世界の原油市場、見た目より健全か-現物市場は安定との見方

世界の原油市場は見た目よりも健全で、6年 ぶりの安値への下落は行き過ぎである可能性が高いことが示唆されてい る。

ロンドン市場の原油先物が2009年以来の1バレル=45ドル割れとな ったにもかかわらず、米モルガン・スタンレーと英スタンダードチャー タードは、他の指標は原油の現物市場がここ数週間、安定またはむしろ 堅調になっていることを示していると指摘する。米ゴールドマン・サッ クス・グループによれば、世界2位の石油消費国である中国は今年、戦 略備蓄を補填(ほてん)するために原油購入を引き続き増やす見通し だ。

モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ロングソン氏は24日 のリポートで、「原油のファンダメンタルズ(需給関係)は堅調ではな いものの、現物市場は大幅な安値を裏付けるような状況ではない」と説 明。「最近の原油価格への下押し圧力は、現物というより金融要因によ るもののようだ」と述べた。

エネルギーと原材料の世界最大の消費国である中国の景気減速で供 給過剰が悪化するとの懸念を背景に、商品のリターンを示す指数は24 日、1999年以来の低水準まで下げた。ICEフューチャーズ・ヨーロッ パ(ロンドン)では、国際指標である北海ブレント原油相場が5月以 降30%余り下げている。

原題:Out in the Real World, Oil Market Is Much Better Than It

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