産金会社による生産削減、相場下落抑制への効果は期待薄

大半の資源会社にとって供給の減少は価格上 昇と利益増加を意味する。金については必ずしもそうではない。

金相場が5年ぶりの安値近辺で推移し投資家らが約10年間にわたっ て保有していた金を売却する中、一部の産金会社は損失を出しており、 金の生産量は2008年以来の減少となる見通しだ。歴史が参考になるなら 減産による市場への影響はほとんどないと見込まれる。

金は主に金融資産と見られており、金の延べ棒や金貨は子孫へと受 け継がれる。これまでに採掘された金は全て依然として現存しており、 リサイクルされる金は年間供給の25%余りを占めている。前回、産金各 社が操業を縮小した際には、金相場はなお29%下落し弱気相場入りし た。10年と11年には供給が過剰になっていたにもかかわらず金相場は過 去最高値に達した。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ポール・ガイ ト氏(ロンドン在勤)は「問題は、生産の停止が金相場に何らかの影響 を及ぼすかどうかだ」と指摘した。

原題:Gold Mines Cutting Output Offer Little Help for Slumping Prices(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE