世界の社債クレジットリスク急上昇-株や商品安で財務悪化懸念

世界のクレジットリスクが急速に高まってい る。株価と商品価格の急落が企業の財務を損ない、社債がデフォルト (債務不履行)に陥る公算が大きくなるとの懸念があるためだ。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に基づく米企業債務 のデフォルトに備えた保証コストは2013年以来の高水準に達した。欧州 では、高利回り銘柄の指数が年初来で最も高い水準に上昇した。

中国が11日に予想外の人民元切り下げに踏み切って以降、社債は世 界で5兆ドル(約600兆円)超相当の時価総額が失われた株安の渦に巻 き込まれつつある。世界経済の成長は中国の景気減速に耐えられるほど 力強くないとの懸念から投資家はリスク資産を売り、国債の安全性に向 かった。

コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツで260億ドル相 当の社債運用に携わるティモシー・ドウベク氏は、「最大の懸念材料は 既に脆弱(ぜいじゃく)と見なされていた世界経済の成長軌道が悪い状 況に転じつつある可能性だ」と指摘。「こうした不安を背景に市場はか なり大きな反応を示してきている」とコメントした。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、 国債に対する世界の社債の上乗せ利回りは21日、2.4ポイントに上昇し た。これは12年以来の大きさとなった。

原題:Credit Risk Surges for Global Company Debt on Growth Concerns(抜粋)

--取材協力:Hannah Benjamin、Alex Longley、Neil Denslow、Sridhar Natarajan、Michelle F. Davis、Liz Capo McCormick.

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