麻生財務相:中国の政策が不安あおる、為替の動き「荒い」

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麻生太郎財務相は25日の閣議後会見で、世界 的な株安や円相場の急激な変動について、中国通貨当局が「国際通貨を 目指すような通貨とは思えない政策」を取っていることが背景にあると の見方を示した。

麻生氏は円相場の動きについて「急」というより「荒い」と述べ た。その上で、背景として株式売買停止や為替介入など中国当局の市場 政策に触れ、「国際的な通貨の常識からは考えられないことが起きるか ら不安をあおっている」と語った。

24日のニューヨーク外国為替市場では一時1ドル=116円18銭と、 1月16日以来の水準までドル安・円高が進み、円の上げ幅は6円近くに 達した。25日の東京市場では120円台まで戻した。東京株式相場は25 日、TOPIXが一時前日比4.7%安まで下げたあと、プラス圏まで反 発して午前の取引を終えた。

甘利明経済再生相は閣議後会見で、日本経済がしっかりしていると の評価に基づき、円が「安全資産として買われている」との認識を示し た上で、日本経済は全体として回復基調で推移していると述べた。

麻生氏は、7カ国主要会議(G7)や20カ国・地域(G20)での対 応は今の段階ではないが、「個別には財務官とか副長官レベルの情報交 換は頻繁だ」と述べた。菅義偉官房長官は、必要であればG7と連携し て対応を取っていくことが大事だと指摘した。

--取材協力:高橋舞子.