きょうの国内市況(8月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株は暴落、世界景気懸念と中国株大幅安-指数2年超ぶり下落率

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東京株式相場は暴落。5営業日続落し、TOPIXは約2年3カ月 ぶりの下落率を記録した。世界経済の先行きに対する懸念が強いなか、 中国株も連日の大幅安となり、午後に下げが加速した。銀行などの金融 株や不動産株の下げが目立ち、東証1部33業種は全て下落。値下がり銘 柄数は全体の99%を超え全面安となった。

TOPIXの終値は前週末比92.14ポイント(5.9%)安 の1480.87、日経平均株価は同895円15銭(4.6%)安の1万8540円68 銭。TOPIXの下落率は2013年5月23日以来、日経平均は同6月13日 以来の大きさ。

DIAMアセットマネジメントの武内邦信エグゼクティブポートフ ォリオマネジャーは「今一番懸念されているのが中国景気で、それに伴 って東南アジアの経済が減速する懸念がある」と指摘する。今後は中国 国内の「権力闘争が決着し、抜本的な経済対策がとれるとみているが、 足元では何が起きるか分からない」と述べた。

東証1部33業種の下落率上位には、銀行や不動産、鉄鋼、保険、空 運、その他金融、その他製品、陸運、輸送用機器などが並んだ。東証1 部の売買代金は4兆1076億円と3月13日以来の高水準、売買高は39 億4933万株。上昇銘柄数は8、下落1880。

売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほ フィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの3メガバ ンクの下げが8%を超えた。トヨタ自動車や東京電力、ソニー、任天 堂、三井不動産、村田製作所、富士重工業の下げも目立った。半面、み ずほ証券が投資判断を引き上げたアイフルは小幅高。

●債券先物は反発、世界株安受け買い優勢-利回り曲線は一時平たん化

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債券先物相場は反発。中国株の急落などを背景にした世界景気の先 行き不透明感から、買いが優勢となった。現物市場では超長期債に買い 圧力がかかり、利回り曲線がやや平たん化に進む場面があった。

24日の長期国債先物市場で中心限月の9月物は前週末比3銭高 の148円09銭で取引を開始。一時は147円97銭まで水準を切り下げたが、 午後に入って株が一段安の展開になると、4月以来の高値となる148 円15銭まで上昇。結局は148円09銭で引けた。

マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ 長は、「リスクオフの動きで超長期債を買ってくるところ。海外勢中心 に利回り曲線をフラット化に持って行っているようだ」と指摘した。あ すの40年債入札については、「買っておいた方がいいと思う。一部の生 保がデュレーション(年限)調整で淡々と買うのではないか」と言う。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは0.355%と、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照 値0.35%を0.5ベーシスポイント(bp)上回って取引を開始。午後 は0.35%に水準を切り下げた。新発20年物153回債利回りは一 時1.11%、新発30年物47回債利回りは1.355%と、それぞれの前週末の 参照値を下回り 、利回り曲線が平たん化に傾く場面があった。

●ドルが一時121円割れ、中国懸念でリスク回避-対ユーロ2月来安値

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東京外国為替市場ではドルが対円で約1カ月半ぶり安値に下落し、 一時1ドル=121円台を割り込んだ。中国の景気減速懸念を背景にアジ ア株が大幅続落する中、リスク回避の動きから円やユーロなど低金利の 調達通貨の買い戻しが加速した。

24日午後3時3分現在のドル・円相場は121円12銭前後。一時120 円73銭と7月9日以来のドル安値を付けた。また、ユーロ・ドル相場は 1ユーロ=1.13ドル台後半から一時1.1499ドルと2月5日以来の水準ま でユーロ高・ドル安が進行。同時刻現在は1.1428ドル前後となってい る。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司エグゼクティブ・ ディレクターは、一部で期待されていた中国の金融緩和策などが週末に 打ち出されなかったことで、新興国通貨が売られるなど「マーケットが 荒れている」と説明。朝鮮半島緊張の継続もあり、株式市場が落ち着か ないうちは、リスク資産から資金引き揚げ、調達通貨の買い戻しの流れ が続くだろうと話した。

ブルームバーグのデータによると、円は主要16通貨全てに対して前 週末終値比で上昇。ユーロもほぼ全面高となっている。一方、ドルは南 アフリカランドやオセアニア通貨、台湾ドルなどのアジア通貨などに対 して上昇している半面、円やユーロ、スイス・フランなどに対しては下 落している。