米株安的中させたラムジー氏、下げ続くと予想-S&P20%安も

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株式相場の振幅やバリュエーション(株価評 価)、投資家心理に関するクオンツ分析で先週の米国株の急落を予想し ていたダグ・ラムジー氏によると、米株の下げは続く見通しだ。

ロイトホルト・ウィーデン・キャピタル・マネジメントの最高投資 責任者(CIO)を務めるラムジー氏は23日、S&P500種株価指数の 下落率は20%に達する恐れがあると指摘した。先週の下げで同指数は5 月の最高値から7.5%安となっている。

ラムジー氏は電話取材に対し、「かなり大きな下げになるだろう」 と分析した上で、「まだ大きな動きになっていないというのがわれわれ の見解だ。恐ろしいことであり、過去2営業日のトレンドはひどいと受 け止められる」とコメントした。

ロイトホルトは今月早い段階のリポートで、業種別や個別株が6年 半にわたる強気相場から離れており、「株式相場の次なる大きな動きは 下落になるだろう」と指摘していた。ラムジー氏は現在の株安が深刻化 した場合、米連邦公開市場委員会(FOMC)は恐らく利上げを先送り するだろうと述べた。

QE4観測も

ラムジー氏は、「現在の調整が10%を上回ることになれば、量的緩 和第4弾(QE4)をめぐる観測が聞こえ始め、最初の利上げに関する 議論は棚上げされる可能性があると考えざるを得ない」と話した。

商品安や中国の景気減速の兆しを受けてS&P500種指数はこれま で同指数を支えてきた取引レンジを割り込み、週間ベースで2011年以来 の大幅な下げを記録した。S&P500種は過去5営業日で5.8%下げ、ダ ウ工業株30種平均は5月から10%下落した。

ラムジー氏(49)は13年7月に、米株をめぐる弱気な予測は誤りで あり、株高が続く可能性が高いと述べていた。その後の1年7カ月で米 株は22%上昇した。

同氏は今月初めに米株に対して完全な弱気姿勢に転換。S&P500 種は5月に過去最高値を付けたものの、相場の振幅や輸送株、公益や社 債の動向を測る指数の上昇が伴っていなかったと指摘していた。

原題:Stock Rout Was Inevitable to Leuthold’s Ramsey, And Will Worsen(抜粋)

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